ある国ではごみを捨てるとかなりの罰金を支払わないといけないそうです。
今回はゴミ捨てについて話そうと思います。
この話をしようと思ったのはある出来事がきっかけになっていて、まずはそのことを話すことにします。
出来事があったのは丁度、一週間前でした。
僕はマンションに住んでいて、階数は結構高いほうだと思います。
なので、エレベーターを使用して僕が住む一室に向かうことになるんです。
僕が住む一室にエレベーターが到着して扉があいたので出ようとすると足元にポケモンカードが封入されていたであろう残骸が落ちていたのです。
「ああ、子どもが落としたんだろうな」
と思いましたが、僕が住むマンションは単身者向けですのでおそらく子どもは住んでいないのです。
ということは大人が落としたことになります。
そして僕の部屋がある階に存在するということは、おそらく外部から持ち込まれたものではなく、この階で落とされたものであろうと推測できます。
僕は性格があまり一般的ではないので、実験をしてみようと思ったのです。
この階、つまりは僕を含めて10人いるかいないかですが、顔を認識しているのでどんな人が拾うかを考えてみました。
ああ、あの女の子は優しそうだから拾うだろうななんて考えていたら、1週間が経過しました。
昨日の夜に散歩をするついでにそのポケモンカードのゴミを確認しに向かいました、するとまだそこに存在したんです。
ああ、汚い、汚すぎる、地獄に落ちろと思いました。
同時に悲しくなりました、こんな僕がゴミを最終的に拾うことになるだなんて予想もしてなかったというとウソになります。
拾わないだろうなと思っていました、誰かが、自分ではない誰かが拾うだろうと、もしくはそんなことすら考えていないでしょうね。
僕が神であればこんな世界ぶち壊します。
僕はかなり自尊心がある反面、とても臆病で自信がございません。
ですので、僕が一般的にいいことを他の人よりしていることが気持ち悪くて仕方がないわけです。
あの、見て見ぬふりをされたゴミはどんな気持ちだったんでしょうね。
少なくとも、見て見ぬふりをしたやつらよりはきれいな心を持っていると思います。